中木健二 & 永田美穂
~ 歌の調べのように ~
それぞれにソリストとして活躍しつつ、室内楽にも力を注ぎ、共演を重ねる
中木健二(チェロ)と永田美穂(ピアノ)が
メンデルスゾーンとブラームスの歌心溢れる世界を紡ぎます
【日時】 9月22日(日)午後4時開演 (3時30分開場 )
【場所】 エプタザール (小田急線狛江駅北口より徒歩10分)
【料金】 4000円(全席自由)
【チケット取扱い】チケットぴあ 、e⁺(イープラス)
【お問い合わせ】 スピカ ☎03-3978-6548 ✉spica@sepia.ocn.ne.jp
〔 曲 目 〕
メンデルスゾーン 歌の翼に Op.34‐2
チェロとピアノのためのソナタNo.1 Op.45 変ロ長調
無言歌 Op.109
ブラームス 歌の調べのように Op.105‐1
チェロとピアノのためのソナタNo.1 Op.38 ホ短調
~~コンサートに寄せて~~ by中木 健二
エプタザールならではの、豊かなチェロの響きと室内楽を楽しむシリーズ。今回はピアノとチェロのデュオによるロマン派の音楽をお届けします。
メンデルスゾーンとブラームス、ドイツ・ロマン派を代表する二人の作曲家の想いは二重奏によって豊潤な響きへと昇華します。
歌の調べとソナタによる崇高な詩情の世界、存分にお楽しみください。
中木健二(チェロ)
東京藝術大学を経て2003年渡仏、07年にパリ国立高等音楽院をプルミエ・プリ(一等賞)および審査員特別賞をもって卒業。さらに09年スイス・ベルン芸術大学ソリスト・ディプロマコースを首席で卒業。
2005年、第5回ルトスワフスキ国際チェロ・コンクール第1位受賞。同年、第16回FLAME音楽コンクール(フランス)優勝。08年第1回Note et Bien国際フランス音楽コンクールでグランプリならびにドビュッシー特別賞、ブーレーズ特別賞を受賞するなど、受賞多数。
2010~14年、フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団首席奏者を務めると共に、リサイタル、オーケストラとの共演、音楽祭出演など幅広い演奏活動を行う。
帰国後はソリストとして活躍するほか、14年にアンサンブル「天下統一」を結成するなど、室内楽にも情熱を注いでいる。これまで共演したアーティストにはS.アッカルド、B.ジュランナ、A.メネセス、A.チュマチェンコ、C.イヴァルディ、E.ル・サージュが含まれる。
CDは「美しき夕暮れ」および「J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲」(「レコード芸術」誌・特選盤)をリリース。
現在、紀尾井ホール室内管弦楽団メンバー。東京藝術大学音楽学部准教授。Thomastik Infeld社契約アーティスト。第11回名古屋音楽ペンクラブ賞受賞。 使用楽器はNPO法人イエロー・エンジェルより貸与されている1700年製ヨーゼフ・グァルネリ
永田美穂(ピアノ)
桐朋学園大学卒業後、パリ・エコールノルマル音楽院を満場一致の首席でディプロムを取得。同年、イタリア・イモラ国際ピアノアカデミーのディプロムを取得。
これまでにイルド・フランス国際コンクール第2位、併せてモーツァルト特別賞受賞など数々の賞を受賞。ベルギー・ブリュッセルで行われた音楽祭でニージニー・ノヴゴルド・クレムリン交響楽団と共演。また出身地となる山形では、飯森範親、工藤俊幸、黒岩英臣各氏の指揮により山形交響楽団と共演。アフィニス夏の音楽祭2010山形、東京・春・音楽祭にて室内楽演奏会に出演するなど、アンサンブルにも意欲的に取り組んでいる。
パリ・コルトーホール、リュクサンブール宮殿、サントンジュ・ピアノフェスティバルなど、フランス、ドイツ、オーストリア、ポルトガル、イタリアでソロおよび室内楽演奏会に出演。上山音楽祭“ル・シャトーかみのやま”へ協力アーティストとして参加。
2014年4月より日本へ拠点を移し、国内外においてソロや室内楽の演奏活動を行っている。2015年にモーツァルトのピアノ協奏曲・ソナタを収録したデビューアルバムをリリース