カタロニアの円熟のチェリスト ルイス・クラレット

コロナにより再三の延期を余儀なくされ、4年振りに待望の来日!
3種の公演を開催します!!


[終了しました]スピカコンサートNo.178 The Duo
ルイス・クラレット&岡田将

2008年から共演を重ね、互いにリスペクトする2人が紡ぐチェロとピアノの対話

~曲 目~

ベートーヴェン:チェロとピアノのためのソナタ第4番
ブラームス:チェロとピアノのためのソナタ第1番
カサド:スペイン古典様式によるチェロとピアノためのソナタ
ドビュッシー:チェロとピアノのためのソナタ

〔日時〕2023年6月15日(木)開演19時 開場18時30分
〔会場〕東京文化会館小ホール(JR上野駅公演口より徒歩1分)
〔料金〕 4000円(全席自由)



[終了しました]エプタザールセレクトコンサートNo.58 Respect
ルイス・クラレット
岡田将(ピアノ)&正戸里佳(ヴァイオリン)

ルイス・クラレットが敬意を込めて
名付け親カザルスが書いた作品、カザルスが愛した作品を
ソロ、岡田将とのデュオ、正戸里佳が加わってのトリオで織り上げます

~曲 目~
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調
カザルス:チェロとピアノのための5つの作品
      ‘田園’‘空想’‘アルバムの1頁’‘ロマンス’‘ポエム’ 
ブラームス : ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調

〔日時〕 2023年6月18日(日) 開演16時 開場15時30分
〔会場〕 エプタザール(小田急線狛江駅北口より徒歩10分)
〔料金〕 4500円(全席自由)



[終了しました]スピカコンサートNo.179
ルイス・クラレット無伴奏チェロ

能楽堂の趣きある空間に響くルイス・クラレットのチェロ
その豊かな味わい、馥郁とした香りを!

~曲 目~
バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調
エンリック・カザルス:組曲 ※1
ジョセップ=マリア・ギッシュ:7句の俳句(日本初演)※2
黛 敏郎:独奏チェロのためのBUNRAKU
ガスパール・カサド:無伴奏チェロ組曲

※1 作曲者エンリック・カザルスはパブロ・カザルスの弟で、クラレットの恩師
※2 クラレットと同郷カタロニアの作曲家ギッシュが芭蕉などの俳句からインスピレーションを得て書いた作品

〔日時〕2023年6月22日(木)開演15時 開場14時30分
〔会場〕セルリアンタワー能楽堂(セルリアンタワー東急ホテル地下2階 渋谷駅より徒歩5分)
〔料金〕 4000円(全席自由)



プロフィール

ルイス・クラレット

名付け親であるパブロ・カザルスの影響でチェリストを志し、エンリック・カザルス(パブロ・カザルスの弟)から徹底した音楽教育を受ける。フランス、イタリア、アメリカで研鑽を積み、モーリス・ジャンドロン、ジョルジ・セボック、バーナード・グリーンハウス等から薫陶を受ける。

ボローニャ国際コンクール(1975年)、カザルス国際コンクール(76年)、ロストロポーヴィチ国際コンクール(77年)で次々優勝を果たし、一躍注目を集める。以来、ブーレーズ、ミュンヒンガー、ロストロポーヴィッチ、ノイマン等の指揮者、ワシントン・ナショナル管、モスクワフイル、フランス国立管、チェコ・フィルなど多くのメジャーオーケストラとの共演、リサイタルなど、世界を舞台に活躍する。バルセロナ五輪の閉会式でカタロニアを代表する演奏家として、ビクトリア・デ・ロス・アンへレス(ソプラノ)とカタロニア民謡「鳥の歌」を演奏する。名だたる現代作曲家(デュティユー、ルトスワフスキ、ブーレーズ…)から献呈された作品の初演も数多い。室内楽にも力を注ぎ、著名な演奏家と共演を重ねている。

演奏活動に加え、後進の指導、主要な国際コンクールの審査員、音楽祭の音楽監督など幅広い活動を行っている。ソロ、室内楽、協奏曲のCDが数多くリリースされている。現在、ニューイングランド音楽院教授。

共演者プロフィール

スピカコンサートNo.178 & エプタザールセレクトコンサート第58回

岡田 将 (ピアノ)

桐朋女子高等学校音楽学部(共学)在学中の1992年、日本音楽コンクール第1位となる。
翌年、同校を首席で卒業し、ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院に留学。続いて95年よりベルリン国立芸術大学にて研鑽を積む。

アルトゥール・シュナーベルコンクール第1位、リスト国際ピアノコンクールで日本人初の優勝など輝かしい成果を挙げる。ドイツを拠点にソリストとして活躍した後、2007年に帰国。オール・リスト3回シリーズ、ベートーヴェン・ピアノソナタ全32曲シリーズをはじめ、意欲的な活動を展開。近年は室内楽にも力を注ぎ、第一線の演奏家と共演を重ねている。2018年、ルイス・クラレットとCD「ベートーヴェン:チェロソナタ全集」(レコード芸術準特選盤)をリリース。

出光賞、日本ショパン協会賞などを受賞。現在、神戸女学院大学准教授。

エプタザールセレクトコンサート第58回

正戸 里佳(ヴァイオリン)

10歳で欧州にてコンチェルトデビュー。17歳でパガニーニ国際コンクール第3位。桐朋女子高等学校音楽科を首席卒業後、同学園ソリスト・ディプロマ特待生を経て渡仏。
パリ国立高等音楽院修士課程を審査員特別賞を受賞し首席卒業後、最高課程を修了。

現在はパリと日本を拠点に、フランス、イタリア、スペイン、アメリカなどで国際的に活動中。18年、デビューCD『パリのヴァイオリンソナタ集』(レコード芸術準特選盤)をリリース。19年、「ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ全10曲シリーズ」(共演:岡田 将)を2都市で完遂し、大好評を得た。22年、広島市平和記念公園に開館した被爆遺構展示館にて、自身の録音によるプーランク作曲「平和の為にお祈りください」が使われている。使用楽器は1710年製ジュゼッペ・グァルネリ(フィリウス・アンドレア)。