日本の音楽界に大きな足跡を残された故・園田高弘氏が、終生、演奏家としての活動に情熱を傾けながらも、若き俊英ピアニストの成長と活躍を願い、2001年に立ち上げられた「園田高弘が推薦する‘旬のピアニスト’シリーズ」

園田氏の遺志を継がれた春子夫人が2012年まで継続された「シリーズ‘Pianists’」

両シリーズに登場したピアニストが、園田夫妻への敬意と感謝を胸に弾き繋ぐ「園田高弘 Memorial Series」が、園田氏没後10年の2014年にスタートし、毎年、園田氏のご命日10月7日前後に、コンサートを開催しております。

国内外で充実した活動を展開し、一段と円熟した今まさに旬のピアニストたちが、それぞれに精魂込めて織り上げる音楽をお楽しみ下さいますよう願っております。

園田 高弘  (1928年9月17日~2004年10月7日) 

1948年東京音楽学校(現・東京藝大)を卒業し、日本交響楽団(現・N響)との共演でソリストとしてデビュー。1954年、初来日したカラヤン指揮のN響と共演。それがきっかけとなりベルリンフィルとの共演などヨーロッパ各地で活躍。国際的ピアニストとして、エリザベート、ショパン、チャイコフスキーなど世界の名だたるコンクールの審査員を度々務める。終生、演奏活動に情熱を傾けるとともに、後進のための活動にも心血を注ぎ、日本の音楽界を牽引。1971年芸術院賞、77年モービル賞、97年サントリー賞、98年文化功労者顕彰などを受賞。1980年芸術院会員

今年のコンサートのご案内

「楽都ウィーン」

【日時】2022年10月12日 pm 6:30開演 6:00開場

【会場】東京文化会館小ホール

【出演】青柳晋、大崎結真、岡田将、川井綾子、島田彩乃、杉目奈央子、ドゥオール、平井千絵、松本和将

【料金】3000円(全席自由)

   第1部「シューベルト撰集」

 ロンド A-Dur D951       (ドゥオール)

4つの即興曲 D899より第3・4番 (川井 綾子)

3つのピアノ曲 D946より第1番  (平井 千絵)

さすらい人幻想曲  C-Dur D760   (岡田 将)

   第2部 「ウィーンにて」

ハイドン : アンダンテと変奏曲 f Moll (島田 彩乃)

ベートーヴェン : ピアノソナタ第26番「告別」(杉目 奈央子) 

シューマン : ノヴェレッテン第8番(青柳 晋)

 ブラームス : 3つの間奏曲 作品117 (松本 和将)

ベルク : ピアノソナタ 作品1 (大崎 結真)

これまでのコンサート